やりがいを感じる瞬間とは
ケアマネージャーの仕事はどのようなことがやりがいになっているのでしょうか?直接携わる利用者の方はもちろんですがそのご家族方からも信頼され感謝されることもあるでしょう。利用者の方と家族のように寄り添うこと、リハビリテーションで支援し支えること、在宅で看取るご家族のサポートとケアマネージャーがやらなければいけない仕事はたくさんあります。そのようなケアマネージャーの仕事で自分がどのように頑張れるのかを考えてみましょう。
元気のない利用者の力になること
ケアマネージャーの仕事は利用者の方が活き活きと生活を送ることが出来るように支援することです。一人暮らしの利用者の方は多く、ご家族の方が遠方にいる場合も少なくありません。緊急時にすぐ駆けつけることが出来ない場合もあります。そのような場合がありますから、頼られることも多く、その期待に応えることもケアマネージャーにとって重要な役割です。介護保険を受ける高齢者の方は体力の低下や病気の後であったりと心身ともに元気がない時ですので、ケアマネージャーとして利用者の方に歩み寄り信頼関係を築くことが出来れば頑固な方でも自分の話に耳を傾けてくれるようになり、デイサービスも楽しく参加出来ることが出来るようになります。
ケアマネージャーは利用者の方に対してある時は配偶者、ある時は子供、ある時は孫、ある時は母親のような存在になることもあります。利用者の方が今まで歩んでこられた道を一緒に歩いて共感をして、その人がその人らしく生きられるお手伝いをすることが出来た時にケアマネージャーとしてのやりがいを感じることが出来るでしょう。
リハビリテーションのサポート
利用者の方の中には脳梗塞や、くも膜下出血などで体に後遺症が残る方もいます。元気に動いていた体が突然思い通りにならなくなるわけですから大抵の方は落ち込みます。前向きにリハビリテーションに励んでいたとしてもそこにゴールがあるわけではありませんから前向きな気持ちを維持することは難しいでしょう。以前のような健康な状態に戻れる期待が持てる時は頑張れるでしょうが、在宅生活に戻れば毎日行っていたリハビリテーションも回数が減り、少しずつは良くなっていても目に見てわかる程急激に変化はしませんから根負けしてしまうこともあると思います。そのような時は頑張ってと言うばかりではなく、時には相手の気持ちになったり、激励したりと、押すばかりでなく引くことや違う角度から利用者の方のサポートが出来ると、気力を持ち直してリハビリテーションに励むことができ、結果として積極的にリハビリテーションを行う利用者の方を見て、自分の仕事にやりがいが持てるでしょう。
在宅で最期を望むなら一番大切な役割を担う
病院で最期を迎えたくない、住み慣れた我が家で安心して最期を迎えたいと考えている利用者の方は多いです。そのような要望を叶えてあげることが出来るのはケアマネージャーです。訪問診療をしてくれる主治医や訪問看護師、ヘルパーや福祉用具担当者と連携をしながらサポートします。
利用者の方やご家族から感謝
ケアマネージャーは利用者の方の最期の人生を共にします。そのため利用者本人からや、ご家族の方から、ありがとうと言って頂けることがあります。そのように感謝される仕事ですから、辛いことや大変苦労することがあっても、そのありがとうで清々しい気持ちになり、やりがいに繋がっている方が多いようです。